◆ バイオレット 紫 ◆
バイオレットは、虹のスペクトルでは赤とは反対側の端に
位置します。
ブルーと赤の組み合わせから生まれるバイオレットは、目に
見える可視光線の波長領域の終わり(完結)としても、別の
波長周期の始まりとしても見ることができます。
バイオレットは電磁波の一部である(色の元となる)光の領
域においても、人間の経験領域においても、目に見えない世
界の入り口です。
◆◆ バイオレットの働き ◆◆
バイオレットのエネルギーを理解する鍵は、その構成要素の色の共同作業を考えることにあります。
赤は焦点を絞って集中させるダイナミックな活性化のエネルギーであり、一方のブルーは、冷やして穏やかに沈める拡大傾向のあるエネルギーです。
バイオレットになると、焦点を定めることなく拡大し続けるブルーには新しい活力を、赤にはその熱狂的で活発な働きを安定化させるエネルギーがもたらされます。
ブルーの方向性がない広がりは、赤を加えることによって実際的なエネルギーとなります。したがって、コンセプトやアイデアを実際に現実世界で活用する方法が見つけやすくなります。
また、赤がもたらすエネルギーはブルーからさらに創造的な特性を引き出すため、バイオレットは想像力やインスピレーションと関連します。
◆◆ バイオレットと幻想 ◆◆
バイオレットの世界が持つエネルギーには、きわめて自己完結しやすいという難点があります。
赤とブルーの創り出す世界が非常にバランスのとれた完全なものに見えるため、それ以上先に目が行かなくなるのです。
こうしたことが起きると、想像力は幻想に姿を変え、インスピレーションが狂信になります。
なぜなら、バイオレットのエネルギーは現在私たちが知っている範囲を超えて未知の世界に広がっていくように思われ、スピリチュアルな夢想家がバイオレットのエネルギーによって、奇跡的な出来事や非現実的な願望で満たされた空想世界に閉じ込められることがあるからです。
そこでは、現実世界とあらゆる実体をともなう確かなものが否定され、大抵の場合はとても自己中心的な、個人の進化やスピリチュアルな進歩という見せかけだけの偽りが支持されます。
魅力的な未知の世界が私たちに突きつける誘惑を避けることができれば、バイオレットのエネルギーはどんな状況でも調和と癒しを与えてくれる最も効果的な色の一つになります。
あらゆるレベルでエネルギーの統合を助け、的確な情報(ブルーのエネルギー)にしたがって新しいシステムを構築(赤のエネルギー)することがヒーリングには飛鳥であり、バイオレットによって身体と心の回復をともに早めることが可能です。
さらにバイオレットは統合のスキルにも役立ちます。色の正反対のエネルギーを結び付けるので、共通点のない一連の物事に対応しなければならない作業をする人たちに役立ちます。
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バイオレットは多くの場合儀式の多様性と豊かさに関連付けられています。
おそらくこれは儀式の参加者に心理的に影響を与えて、心と行動のバランスを回復させるバイオレットの力に由来すると思われます。
また、あらゆる色の中で最もスピリチュアルな色と考えられ、高価なバイオレットの染料はかつて聖職者と富裕層に独占されていました。
しかし実際は、他のあらゆる色と比べてよりスピリチュアルな色というのはありません。
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こんな時は、
バイオレット 紫を・・
- 人生のバランスを再調整したい
- 身体の自然治癒力を向上させたい
- 想像力を現実の場面に合わせて使いたい
- 新しいスキルを日常生活に取り入れたい
- 人生の全ての障害を取り除きたい
- 異常に活発な状態(多動性障害)を沈静化したい、またはやる気を出したい、落ち込んだ気分を活気づけたい
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ラベンダー(バイオレット色の花)は不眠症や夜になると落ち着きがなくなる症状に対処するため、伝統的に使われてきました。
最も用途の広いエッセンシャルオイルの一つであり、切り傷、火傷、頭痛、心配性などの症状に使用されます。
乾燥させたラベンダーの花(バイオレット色)を別途の知覚に置くか、又はエッセンシャルオイルを枕に1滴垂らすと、ぐっすりと眠れます。
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健康と幸福をもたらす光と色
【カラーヒーリング】サイモン&スーリリー著より抜粋
サイモン・リリー:1974年から自己開発ワークに深く関与し’86年からヒーラーとして活動、’91年にクリスタルセラピストの教育機関であるICGT(institute of Ceustal and Gem Therapists)の主任講師に就任。ツリーエッセンスその他、各種新しいエッセンスを開発(グリーンマンエッセンス)バイブレーショナルヒーリングの分野でさまざまなテーマについて著作活動と教育活動を展開中
スー・リリー:1978年よりヒーリングのためヨガと占星術の指導活動を開始、補完医療の分野で活動中。専門分野はネシオロジー、カラーヒーリング、フラワーエッセンスなど、瞑想センターの運営や各種団体の会長職を歴任、現在も補完医療やヒーリング関連団体の顧問を兼任。
◆イギリス・デボン州在住:長年にわたるカラーヒーリングの実践者であり、オーラソーマの創始者であるヴィッキー・ウォール女史とも一緒にワークをしていました。
・クリスタル&ジェム・セラピスト協会(ICGT)上席教官(サイモン&スー・リリー氏)
・英国クリスタルヒーリング関連団体連盟 (ACHO)議長(スー・リリー氏)
・英国フラワーエッセンス協会(BFVEA)会員・英国フラワーエッセンスプロデュサーズ協会(BAFEP)会員および代表
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